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野球賭博2016 反省会

シーズン開始前の予想はこちら。一生に一度でいいから12連単あててドヤ顔したいです。 データは殆どDELTAヌルデータから。いつもありがとうございます。

パ・リーグ

1位 北海道日本ハムファイターズ (予想順位:3位)
大谷は素晴らしいピッチャーだけど打者として出さなければならないという起用制限で、結果として「他チームと比べてエースでイニング食えない」という弱点があるというのが持論だったけど、全然バッティング練習してない選手がOPS1.0超えてくると、制約どころかストロングポイントになっててえらいことに。中田翔の「練習してるのがバカバカしくなる」がだいたい全部表現しちゃってる。 強かったホークスを下して優勝に届いたのは、打撃陣だと西川、投手陣では高梨が計算以上の働きをした要因が大きい。特に西川の出塁率は4割を超えて、OPSベースでレアードとそんな変わらない成績を収め、MVPレースで2番手集団と言っても過言ではないのでは。高出塁率タイプなので来季以降も安定した成績が期待できそう。「智弁和歌山の打者は大成しない」のジンクスは智弁和歌山最高の才能が覆した。というかやっぱり若くから出てくる選手は持ってるものが違うんだなぁということで、2、3年後は淺間の番ですかね。 あとは有原も良かった。シーズン後半バテてたけど、前半の成績は良かった。やはり平均球速の速い先発はそれだけですばらしい。

2位 福岡ソフトバンクホークス (予想順位:1位)
シーズンは9月頭に柳田が骨折した時点で実質終わったのだけど、それでも貯金29は立派。得失点差もリーグ1位と今年も強かった。優勝に匹敵する成績なので各人の成績も優れたものばかりなのだけど、強いて言うなら李大浩の後任を期待されたカニザレスと上林が出てこなかったのが残念だった。上林は二軍でも打率2割4分前後と完全に死んでたので仕方ないとして、カニザレスに与えた打席が42打席というのは少なすぎたんじゃないかという気はする。歳も歳だし退団になっちゃったけど、二軍で長い間過ごさせるには惜しい選手だった。ただただ外国人枠との巡り合わせが悪かった。 投手陣ではバンデンハークが故障したのが結局は致命傷になった気がする。防御率は3.84と悪かったけど、K/BBは6.13で、WHIPも0.96と指標的には抜群なので、来季以降も故障さえなければローテの中心を担える。 ところで、二軍でも全然ダメだった松坂さんをシーズン決まってから消化試合で晒し投げさせたのは何が目的だったんですかね。携帯電話会社が解約不能の4億円の契約見せつけてくるの興行的にはすごい面白いんだけど、実際関係者だったら見てられないというか、かなりもにょる感じあると思う。

3位 千葉ロッテマリーンズ(予想順位:5位)
涌井と石川、それからスタンリッジの次を担当する4枚目以降に苦労したのは下馬評どおり。一方で打線の方はナバーロが思ったよりクルーズから格落ちになってたのと清田の不調を、角中と田村の上乗せ分でトントン。投打ともに総じて概ね力を発揮できた。この戦力で3位というのは最高順位では。2位以上に上がるにはローテ4枚目以降の厚みと中軸にOPS0.9以上の強打者が欲しい。 そういう意味では返す返すもナバーロ。打者としての傾向は急に変わらないから、韓国での成績どおりIsoDが高く出塁率は高かったけど、打率がうんこすぎた。BABIPが.241だったので多少のハードラックはあったにせよ、思ったよりコンタクトの悪いタイプだった。前任者のクルーズとの致命的な違いとして、セカンドの守備が恐ろしく範囲が狭く雑だった。というかクルーズの場合は、成績度外視でおしゃれな守備を見るのに金払う価値あったからその点で考えても残念補強だった。 投手陣では益田が復活したのは良かったけど、イニングが少ないリリーフでは「たまたま上手くいった」状態が続いた可能性もあって、来年も見てみないとわからないところある。

4位 埼玉西武ライオンズ(予想順位:2位)
ホントようやく山川穂高使いだしてくれて良かった。下でやることない二軍の帝王を一軍で開花させられないのは使い方の問題と思ってたので、森の捕手専念で来季以降に向けていい形ができてきたね、って毎年言ってる気がする。来年に向けて伸びしろを期待させるところだけは日本最高のチームだと思う。また来年も騙されてしまいそう。 せっかく超一流の捕手となって城島や阿部のようなチームを黄金期に導く可能性のある原石が転がってるのだから、たなべぇは無理矢理にでも捕手で使うべきだったと思う。かつてノムさんは「松井秀喜より伊藤智仁を獲ってよかった。スカウトは10年でも任期があるが、俺は1年ダメだったら首が飛ぶからな」と言ってたけれど、そういうジレンマがたなべぇに森を捕手として育てるインセンティブを与えなかったのかもしれない。ともあれ、結局炭谷使ってても毎年リーグ下位の失点数をフラフラしてたわけで、炭谷という捕手がどの辺で優れてるのかさっぱりわからなかったのだけど、やっぱり人間心理としてベテランという安心に逃避してしまうところがあるのかしらん。

5位 東北楽天ゴールデンイーグルス (予想順位:6位)
覚えていますか。今年もゴームズという大物外国人をワクワク補強したことを。なんかもう昔のこと過ぎて去年のことのようにも感じますね。ゴームズはシーズン開始直後に爆発四散したのだけど、結果的に5位に滑り込めたのはショートの茂木による力が大きい。ショートという負荷の大きいポジションでチーム2位のOPS(.738)を叩き出して、これでルーキーってのがすごいね。ドラフトで茂木が3位まで残ってたのはおそらく身長の問題じゃないかと思ったけど、プロでも長打が打てたし、結果的にものすごくお買い得な指名だった。UZRはそこまで良くないけど、範囲が広くてエラーが多いタイプなので、今後精度を高めていけば攻守に優れた良いショートになるかもしれない。良いショートのいるチームは強いぞ。 投手の方は相変わらず則本に頼りっきりの状態だけど、則本も今期は失点87自責点63と、失点数を見れば11敗も納得の内容。決して防御率ほど良い成績だったわけではない。それにしても今期も195イニングも食ったのは大きな貢献だった一方で、「壊れない存在なんてない」という言葉がそろそろ頭をよぎる。

6位 オリックスバファローズ (予想順位:5位)
やっぱりコーディエはダメだったよ…というかアメリカでの四球率見てもストライク入らないタイプだったのは明白だったし、早期に切れたので実害はそんなになかったけど、今年屈指の心に残る助っ人外国人でした。コーディエvs雄平の全球ボール球でフルカウントから空振り三振取ってたのは生で見れなかったけど、ミセリvsウィットの伝説の対決を思い起こさせた。日本のみんなは忘れません。ありがとうコーディエ。 しかしそんな細かいことよりも、最下位になった大きな要因としては金子千尋の不振が大きい。資金という名のリソースを重点的に配分しているエースが去年今年と7勝どまりではBクラスも当然の結果。金子は、K/BBが2.1と並の投手クラスの数字で特に四球率上がってるのが気になってて、あれだけの投手の四球率が上がるというのは、自分の思った通りにボールが投げられていないということでもあると思うので、状態相当悪かったのでは。 あと、ドネーションの小松選手が引退。おつかれさまでした。犬好きの気持ちすごく伝わったので頑張ってほしかったけど、再起ならず残念でした。しかし小松式ドネーションという優れた評価指標を開発したことは、思いもよらぬ野球界への貢献として今後も長く語り継がれていくでしょう。ちなみに今年の小松式ドネーションにより評価された貢献度ランキング1位は巨人のマシソンだったそうです。

セ・リーグ

1位 広島東洋カープ(予想順位:1位)
去年も1位まで6.5ゲーム差の4位とそう差はなかった上に、菊池丸が不調だったのにも関わらず、負け越したとはいえ得失点差もプラス32。巡り合わせさえ良ければ去年のうちから優勝もあった。しいて挙げるなら課題はライトとファーストくらいかと思ってたけど、ライトの鈴木とファーストの新井さんが絶好調でむしろストロングポイントになったので、17.5ゲームもぶっちぎる結果に。特に新井さんはこの歳になってこれほどの成績を残すとは、何かが憑いているとしか思えなかった。 鈴木誠也の成績も4年目でいきなりOPS1.0超えてくるとか驚異的の一言。山田といい、坂本といい、若いうちから1軍にアジャストしてるドラフト上位組ってのは、慣れた翌年いきなりとんでもない成績叩き出すよね。打席でのアプローチも良くて、528打席に対して長距離打者にしては三振が79と少なく、一方で四球は53あるので、選球眼が優れていてかつボールへのコンタクト能力も兼ね備えた打者というのがわかる。このタイプは安定感があって、来年以降も大崩れはなさそう。日ハム時代の小笠原がちょうどこんな感じだった。WBCのライトは埋まった。

2位 読売ジャイアンツ(予想順位:4位)
巨人というチームは2012年をピークにつけて下り坂を転がり落ちてる状態なので、もう少し順位を落とすかと思ったのに、ここで踏みとどまったのはリーグトップのWar9.6を稼いだ坂本一人の力と言えそう。ここにきて歴代遊撃手トップに近いレベルの数字叩き出してきたのは自分含め殆どの人が驚いただろうけど、BB/Kの数字見ると毎年少しずつ改善してきてるし、「右打ちやめろ」とか笑われながら打席での内容の進化をコツコツ模索し続けてきた結果が花開いたのだと思う。天才が努力するとエグいね。今期は576打席にして、三振67、四球81と四球のほうが三振より多かった。元々守備走塁については文句なしのレベルなので、WBCを前にして坂本が一段階レベルアップしたことは実に心強い。 投手陣では、菅野が183イニング投げて189三振で26四球のエグいスタッツ叩き出してた一方で勝ち星に恵まれなかったのはいつもどおりとして、菅野の勝ち星をせっせと消してた澤村がわずか64イニングで9暴投と、セリーグの暴投キングになってたのは笑った。2位は藤浪、岩貞、井納と先発陣が並んで6暴投だったことからも澤村のヤバさが際立つ。傍から見てたらもうちょっと肩の力抜いて投げればいいのにと思うけど、澤村は才能のない人間が筋肉を鍛え上げて超人たちに混ざったジェロニモなので、筋肉を信じるしか道はないのかもしれんね。

3位 横浜DeNAベイスターズ (予想順位:3位)
やはり日本の4番は筒香ですよの一言。強力なクリーンナップのほか、実は先発の頭数だけは石田、井納、山口、今永、久保、モスコーソ、砂田とそれなりに揃ってて、5番手6番手までしっかりした投手を用意できる点がこのチームの隠れたストロングポイント。長いシーズンを戦うにはエースの存在も大事だけど頭数を準備することも同じくらい大事よね。 一方で、数年来課題となっているセンターラインの貧弱さは今年も解決されず、筒香がいくら打っても3位止まりとなる要因となっている。返す返すも逃したグリエルは大きかった。課題が明確なだけに、山田か坂本が補強できるだけで一気に優勝まで届くと思うのだけど、セカンド・ショートの人材というのがいかに貴重かというのを思い知らされるところでもある。優秀なセカンド・ショートは市場に出回ることが殆ど無いので、内部で育成する必要があるという点が今後これより順位を上げるためのネックとしてつきまといそう。 前から言ってるけど、ベイスは本当に良い親会社に買ってもらったよね。集客もうなぎのぼりだし、番長の件見てもプレゼンも今風の手法入れてきてる。プロ野球というビジネスは保守的に続いてきたので、改革の余地は多く残されている。やっぱり何事も新陳代謝が必要なのであるなぁと思うなどしました。

4位 阪神タイガース (予想順位:5位)
最終盤で怒涛の7連勝で駆け込み4位に。セリーグは巨人ヤクルト以外はドンピシャかなと思ってたので、ひっそりと残念でした。チームが不振な要因は、やはり鳥谷の劣化に比例しているところが大きいよね。鳥谷も2014年以降急激に衰えてしまって、特に守備についてはわりと範囲が広い方から地蔵守備まで急激に落ちて、並クラスのレベルで止まる瞬間がなかったのが凄かった。ここまで急激な衰えは小笠原に匹敵するものがあるのではないかと思う。UZR最下位で打率.236のOPS.667だと、もはや弁護のしようもない。守備は年齢によるものなのでもう回復のしようはないと思うし、打撃はサードに置くには物足りなさすぎる。4億の5年契約しちゃったのは仕方ないと割り切る必要があって、株式の損切りじゃないけど、一刻も早く代打に回すべき状態。サードに回したまでは金本監督のファインプレイ。これまでの功労者ではあるのは確かなので、扱いが本当に難しいよね。 今年の金本采配の特徴は何と言っても若手を使いまくったところだと思うけど、中でも北條を定着させたところは良かった。シーズン後半くらいで内角をえらく技術的に捌いて、オッと思った打席があったのだけど、山田や鈴木誠也のように若いうちから1軍にもアジャストできてるし、彼らレベルの成長曲線は望みすぎかもしれないけど、北條がリーグ上位のショートに育つかどうかが阪神再建の鍵を握ってる。

5位 東京ヤクルトスワローズ (予想順位:2位)
バレンティンも帰ってきたし、打線は下馬評どおり強力でリーグ2位の数字。というか山田がいるだけで相当得点能力上がるのだけど。問題は投手で、694失点はぶっちぎりのリーグワースト。特に小川が年間通じてパッとしなかったのと、オンドルセクがキレてアメリカ帰っちゃったのが痛かった。オンドルセクは何だかんだ言ってリーグ上位級のリリーフだったので、比屋根のやらかしがなければ少なくともあと1つは順位だったはず。あの時のオンドルセクの顔本当に怖かったよね。同じキレ芸のバーネットがいれば、バーネットから話してもらって何とか問題を収められたかもしれないけど、バーネットがアメリカ帰っちゃった影響がコミュニケーションの面でも悪い方に出てしまった感じある。 新外国人のデイビーズも微妙だった。真っ直ぐが遅くて三振取れないので、打ち損じを祈ってイニング食うタイプ。アメリカのときの数字からして悪かったけど、ヤクルトにしては珍しいロートル獲ってきたなと思ったら案の定ダメだった。去年も神宮に成瀬とかいう方向性が謎の補強してて、成瀬も神宮来て以来さっぱりで、どうも補強戦略が上手く行ってない感じある。来年は外国人ほぼ総入れ替えになると思うので、ヤクルト名物外国人で一発当てるやつやらんと、少し宿題多そうなチームになってきた。

6位 中日ドラゴンズ (予想順位:6位)
気がついたらチームで一番イニング食ってたピッチャーがベテランの吉見(規定未到達)だったり、OPS0.8超えたのが後半サッパリでスタメン落ちしてたビシエドだけだったりと、少なくとも成績面でチームを引っ張る人間が誰もいなかった。平田が香取慎吾に「SMAPさんみたいに仲良くやるにはどうすればいいですか?」と聞いて香取慎吾に「まず仲悪いんで…」と答えさせてたのが今年のハイライト。公共の電波でこんなこと言っちゃうとか平田相当中日嫌いっぽいのですが、FAどうすんですかね。 小笠原慎之介は、防御率こそ3.36と見栄えがいいものの、三振58で四球40のK/BBが1.45と微妙な数字で、高卒ルーキーなのだから当たり前なのだけど、もう少し時間がかかりそうな気がする。お気づきかもしれませんが、我が名はK/BB大好きマン。カーショーとかが宇宙一優れた投手だと信じてやまないタイプです。 野手陣では、高齢で低出塁率で守備範囲狭いエルナンデスと再契約した編成自体謎めきながらも、結果としてショートには堂上直倫を定着できたことは良かった。エルナンデスには今年も256打席与えてて、それが一体チームの未来に何をもたらすのか趣旨を聞いてみたいことこの上なかった。いや、エルナンデス自体に罪はないのだけど。どうでもいいけどエルナンデスのフルネームは、アンダーソン・メヒア・エルナンデスという外国人オールスターみたいな名前だったりするぞ。

さいころ、自分なりの日本代表オーダーとか作って遊んでたけど、実際に日本代表が世界大会で野球やってるとか、ゲームか漫画の世界かよって感覚がまだ抜けない。第1回WBCアメリカラウンド緒戦で日本代表がジーターやケン・グリフィーと戦ってたアナハイムは未だに頭にこびりついてる。

いよいよWBCですよWBC。決勝ラウンドからアメリカに移るシステムは対戦相手固定になるからクソでも、やはり決勝ラウンドでドミニカやベネズエラアメリカと戦うワクワク感味わいたいので頑張っていただきたいです。今年は近年の中でもかなりレベルの高い代表なので、いい野球を見るためにもメジャーが少しでもガチで来てくれるといいなぁと願うばかり。

早く大金持ちになってWBCドバイワールドカップの10倍くらい賞金かけて世界最高の野球楽しむ享楽やりたいよー。