当たり判定ゼロ

シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

野球賭博2018

唐突に安楽が開脚前転ができないことを教えてくれるスラッガーの選手名鑑は最高。 野球賭博とか若干馬鹿にするタイトル毎年つけてたら本当に野球賭博の解禁検討しだすのな。ランダムとかいう面白みもなんでもないクジ方式とかじゃなくてぜひ12連単でやってほしいですね。というわけで今年も当たったときドヤ顔できるように12連単置いときます。 ちなみに順位の計算方法は想定レギュラー、控え、ローテ投手、リリーフ投手の3期WARの平均に35歳以上の選手は75%の掛目を入れて、あとは個人の独断と偏見でプラスマイナスを加算減算して出した数字で並べてます。
 
1位 東北楽天ゴールデンイーグルス(昨年順位:3位)
攻撃力に難点があるものの、則本岸の2枚看板を中心とした投手力はリーグNo.1。安仁屋算で言えば、則本岸がそれぞれ15勝、美馬藤平でそれぞれ10勝、その他先発で合計15勝、リリーフで15勝してくれれば十分優勝に手が届く。というかポイントは藤平なんですよ。高卒2年目に2桁勝てというのは酷なところはあるのだけど、ルーキーの去年の投球内容があまりにも良すぎて期待してしまう。43イニングしか投げてないとは言え、先発投手で奪三振率9.0超えは将来のエースの資質十分。一方打線はリーグで下から数えたほうが早いレベルで、大きな補強もなく攻撃力不足は解消されず、茂木ペゲーロが何とか通年で出場できることを祈るのみ。オープン戦大活躍の内田は、去年2軍で3桁の三振を喫した打者なので、シーズンでもブレイクが続くのは期待しづらい。
 
2位 福岡ソフトバンクホークス(昨年順位:1位) 人間が年を取ることから人間の集合体であるチームにもピークというものが存在するけど、ホークスの場合、今のチームのピークは2016年だったのではないかという印象がある。特に松田が年々打撃成績を落として守備範囲が狭くなっている点が気がかり。内川も今年36歳、そろそろ成績も下り坂に入ってくる可能性がある。とはいえ、長年ウィークポイントだった捕手が甲斐の成長で埋まったり、上林誠知が一軍でも通用するようになったりと世代交代も着々とできており、総じて盤石。ローテ投手には、千賀・東浜・武田・バンデンハークとエース級がズラリと並ぶ。
 
3位 オリックスバファローズ(昨年順位:4位)
そろそろ吉田正尚が通年出場するシーズンがあってもいいのでは、という順位予想。吉田正尚は打撃のアプローチ見ても、空振り率は低く四球率は高く、長打率も高いという、ホークスの柳田やライオンズの秋山に匹敵するほどいい打者だと思うけど、すぐに腰痛でどこかに行ってしまうのが難点よね。フルシーズン出場するだけでリーグの勢力図を書き換えるだけの威力はあるはず。マレーロも通年でいるので、野手陣の伸びしろはある。投手陣だと金子千尋が成績下降線なのが気になるけど、シーズン後半から一軍で出てきた山本由伸が面白い。二軍とは言え、防御率0.27を叩き出すのには何かあるはず。
 
4位 埼玉西武ライオンズ(昨年順位:2位)
野上以上に牧田の流出が痛い。野手陣は言うに及ばずリーグ屈指なので、一昨年の岸といい、野上、牧田が投手陣に揃っていれば…とも思えてしまう。ただ、野上の代わりに巨人から来た高木勇人は特殊な変化球持ちなので、巨人のときもルーキーの時に月間MVP取っていたように1年目はそれなりにやりそうな感じある。野手陣だとおかわりが年々成績を落として衰えてきているっぽいのが気がかり。若いイメージあるけど、いつの間にかおかわりも35歳なんやね…。昨シーズンはメヒアも調子悪かったし、山川穂高はさすがに出来過ぎの面があったので、秋山浅村は大丈夫にしても、クリーンナップの長距離砲系が崩れてしまうと一気にストロングポイントの打線が壊れる目もある。
 
5位 北海道日本ハムファイターズ(昨年順位:5位)
昨シーズンは大谷不在の予行演習みたいなもので、今シーズンはまさに本番。それにしても昨シーズンのエスコバー、谷本、メンドーサの放出に始まり、増井、マーティンまで抜けるともう投手がいない。防御率4点台の有原がエースではAクラスなんて見えやしないどころか、ローテに1軍級の投手を6枚揃えるのも苦慮するレベル。リリーフで獲ったトンキンはメジャーでの高い奪三振率を見るとパットンを彷彿とさせるけど、そもそも出番がない可能性がある。打線は西川近藤を始めとして、昨シーズンはさすがに悪すぎた中田翔さんの復活やレアード、それからメジャーでの実績があるアルシアもいるけど、とにかく投手の懐事情に苦慮しそう。
 
6位 千葉ロッテマリーンズ(昨年順位:6位)
オープン戦の成績はいいけど、さすがにフルシーズンともなると戦力の差が出てくる。日本人選手の実績は乏しく、ドミンゲスやボルシンガーがタイトルクラスの活躍してようやくAクラスが見えてくるレベルだけど、両選手ともさすがにそんな成績はムリよね。特に打撃陣の長打力の無さが辛い。他球団が柳田とか吉田正とかウィーラーとか揃えている中で、明らかにクリーンナップで見劣っており、要はその相手に勝とうと思えばそれ以外の点で相手よりもストロングポイントを持たなければならないのだけど、それも見当たらない。ルーキーの安田は思ったよりも早くチャンスを手にすることになるのでは。
 
1位 広島東洋カープ(昨年順位:1位)
オープン戦の調子は悪いけど、実績ベースでの野手のWARはリーグでも圧倒的なので心配なし。タナキクマル鈴木誠也のうち2人以上が故障しなければ優勝は固いのでは。タナキクマルはいずれも若いのでポジションの補強所は自然と絞れてくるとは言え、坂倉がいながら中村奨成獲るとは思わなかったけど、これほどの可能性を秘めた捕手が2人もいるというのは凄まじい。捕手というポジションは、優れた選手が出てくると他のチームとのアドバンテージが大きくなることから、ヤクルトの古田、ホークスの城島、巨人の阿部、いずれもチームの黄金時代を築いたけど、この2人のうちいずれかが出てくるようなことがあるとカープの黄金時代は長く続くかもしれない。
 
2位 読売ジャイアンツ(昨年順位:4位)
リーグ屈指の投手であるマイコラスが抜けた穴は大きいけど、去年いないに等しかった山口俊と澤村が戻ってくることに加え、野上とゲレーロの補強もあり、上原も帰ってきた。陽岱鋼もシーズン後半だけということはないだろうし、総じて去年よりは上積みがある。特にゲレーロはウィークポイントのレフトということもありピンズド補強。岡本はまだ確実性に難があるものの、明らかに衰えを見せていて特に走塁守備で足を引っ張っている阿部を代打専に持って行く決断ができれば、チームとしてはプラスだろう。どうでもいいけど、今年からセカンドに定着しそうな吉川尚輝の「運動神経いいヤツ」な雰囲気すごいね。クラスに1人はああいうタイプの奴いたよな。
 
3位 横浜DeNAベイスターズ(昨年順位:3位)
去年は対広島の9回裏3連発あたりから完全に流れが来たという感じでそのまま日本シリーズまで行ってしまったけど、ああいう一過性の奇跡に頼らないためにはウィークポイントの補強が重要で、その点大和の補強は的確。倉本から大和ということで相当失点は減りそう。これで懸案の二遊間問題が片付いて…と思ったら倉本二塁コンバートという衝撃。まぁ遊撃手で使うよりは全然いいと思うけど…。投手陣は今永が開幕出遅れという話もあるけど、ルーキーの東は即戦力だと思うし、枚数自体は揃っていないわけじゃない。それにしても去年の外国人はパットン以外は外れだと思ってたけど、ウィーランドの大成功が意外だった。結局OPSも.739と並のレギュラークラスだし、DH使ってるようなもんだからこれは引き続き大きなアドバンテージになりそう。
 
4位 東京ヤクルトスワローズ(昨年順位:6位)
去年は96敗と、負けに負けた。5ヶ月程度のシーズンで96敗というのはほぼ毎日負け続けているような感覚だったのでは。しかしブキャナンの13敗、原樹理の11敗はいずれも神宮をバックに防御率3点台にまとめながらのものだし、そこまで投手陣が揃っていないわけではない。今年は川端も戻ってくるし、いわゆる「ヤ戦病院」状態が解消されれば、案外ひょいっと上に行ったりする力はあるんじゃないかと思う。あと、青木宣親が帰ってきたのは大きい。年をとって衰えたという見方もあれど、メジャーで2割8分打てる打者が日本の環境に慣れてきたらそれなりの数字は残すだろう。NPB通算打率.329の打者の技術を侮ってはいけない。
 
5位 阪神タイガース(昨年順位:2位)
明らかに特にリリーフを中心とした投手力に偏ったチーム。リリーフ陣は石崎ドリスあたりは投げてる球が別格だなというところあるし、マテオ高橋聡文桑原と面子も揃う。糸井福留鳥谷と出塁率タイプの選手が揃っているので、それを返すクリーナーの打者が必要とされており、その役目がロサリオに期待される。ただそのロサリオがオープン戦で散々なのが気がかり。KBOで無双して日本に来た瞬間サッパリというのはロッテのナバーロが思い起こされるだけに、ナバーロコースにならないことを祈るのみ。糸井鳥谷は37歳、福留は41歳とチームの中心打者が高齢化しており、いつ成績が急落してもおかしくないことも気がかり。
 
6位 中日ドラゴンズ(昨年順位:6位)
かつてメジャーで開幕投手を務めたジーはよく獲れたねという感じだけど、若干下り坂に入っているだけに、一人でチームを浮上させるだけの成績を期待するのは厳しい。打撃力守備力ともにリーグの他のチームと比して優れているというわけでもなく、全般的に苦しい。落合時代以降の立て直しにはまだ時間がかかりそう。打線はゲレーロが抜けて迫力が落ちたので点を取るには一工夫必要になりそう。少なくとも低出塁率の京田を上位打線で使うのはやめたほうがいいと思う。あと、去年も同じこと言ってた気がするけど、ホームランバッターなのに空振り率が低いビシエドは急に成績向上する余地ありそう。 そんなわけで今年も野球の季節だー!