当たり判定ゼロ

シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

台湾のゲーセン事情とか

台湾にいったいわん!(一回言ってみたかった) 外国に行った時に一般的にやることといえば、現地のオタショップ巡りではないかと思いますが、ゲーセンのある国ではゲーセンを見て回るのも面白いものです。以前グアムに行った時にゲーセンを探したことがありましたが、結果的に1つしか見つからず、しかも古いゲームばかりで閑古鳥が鳴いていましたが、日本文化との親和性の高い台湾ということでおのずと期待値は高くなります。結果として台北市をブラブラして4件のゲーセンを見つけましたが、どこも日本のゲーセン程度にはプレイヤーがおり、しっかりと文化に根付いている感がありました。 それにしても特に意図しないで歩いてても萌え看板やオタショップに出会うあたりは、さすが藍澤光を産んだ国…。ふらっと入った本屋に東方求聞史紀の中国語版とかも置いてたので、中国版東方人気投票の翻訳に使えるかなと思いましたけど、金欠で帰れなくなるので買いませんでした。みんな貧乏が悪いんや! まず1件目。台北駅周辺にある台北地下街にあります。(台北地下街には小さいのも含めると計3件ありました) 台北地下街は、かなりの広さをもつ地下街なのですが、一部の地域にオタショップが密集しており、執事喫茶メイド喫茶もあって非常に汚染度の高い地域。しかし、こっちの執事喫茶メイド喫茶の集客って、店の前に執事さん・メイドさんが立ってて、通りすがったらペコって頭下げるだけなんですね。実に慎ましやかで本来の執事・メイドっぽい感じがあってどこかの国とは大違いだと思いました。 台北地下街をしばらく歩いて行くと、ゲーセン発見。 ボルテあったー。それにしてもこっちのゲーセンって基本音ゲーばかりなんですね。さすがDeemoを産んだ国…。 どの機種も言語がほとんど日本語のままで、それこそ日本のゲーセンからそのまま機器を持ってきた感じ。本屋に行っても(オタ系に限らず、特にファッション系の雑誌で)日本語の本がナチュラルにかなりの冊数置いてるんですけど、こっちの人ってある程度日本語わかるんですかね。 まぁ日本語がわからずとも音ゲーって操作も直感的だし、オサレっぽくするために英語比率高いからわかるっちゃわかるような気がします。漢字もニュアンスはわかるでしょうし。敵性言語はひらがなとカタカナだけだ。 ボルテの料金を例にすると、ライトスタートが30元でスタンダードスタートが40元。1元=3.5円くらいなので、ライトが105円、スタンダードが140円くらいの感覚。円安とはいえ日本よりちょい高…。ほかの物価がざっと日本の70%程度であることを考えると、現地の人にとっても高めな感覚あるのでは。うちの近所で、スタンダードスタートが100PASELIの店があるんで、それと比べても高いです。 10元硬貨を4枚入れるのも結構面倒で、思えば日本の100円硬貨はゲーセンにジャストフィット。そういやグアムのゲーセンも25セント硬貨4枚投入だったな…。 eAMUSEMENTはそのまま使えました。スマホ置いたら普通に認証されてちょっと感動。 あとマッチングが気になったので、ちょっと待ってみたんですが、千葉の人とマッチングしました。まさか全世界でマッチングしてたとは。日本でやってるときマッチング待たないで遊んでいるので気が付かなかったですが、日本でも根気よく待ち続けたら外国の人と対戦できるかも。 アイカツは翻訳版がありました。さすがにこれは文章ないと辛いからですかね。当たり前ですけどQMAも翻訳されていました。QMAを遊んでいたお兄さんは、クイズ番組の早押しする人みたいなポーズでターン!と画面を押していました。 2件目、3件目は台北地下街の小さいゲーセン(音ゲーばかり置いてました)だったので、省略。 大きいゲーセンは、MRT(地下鉄)で台北から1駅行ったところの西門町のオタクビルこと萬年商業大樓の5Fにあります。それにしても台湾の地下鉄は安いし、時間通りに来るし、駅もキレイで、全駅にホーム側ドアが設置されていたり進んでいるので良いですね。 萬年商業大樓はオタクビルとは言われていますが、中野ブロードウェイみたいなイメージだとちょっと違って、閉店している店舗も結構多くて規模的にはかなり小さい部類。マンガとか買いに行こうと思ったら西門町をブラブラして他の店に行ったほうが良いです。 ゲーセンは5Fすべてを使っているので、台北で見た中で広さは一番。やはり音ゲーがかなりの比率を占めますが、格ゲーもありました。STGとしては、ダラバーが置いてました。グアムでの雷電に引き続き海外では2台目のSTG。やったぜ。 ここのゲーセンはトークンシステムを採用していました。両替機に10元につき2枚のトークンが出てきます。 例によってボルテで換算すると、ライトスタートが6枚、スタンダードスタートが8枚。価格的には前のゲーセンと同じなのですが、コイン投入が、め、面倒くさい…。1回プレイするのに8枚コイン入れるのはわりと苦痛度高かったです。あと、トークンが中途半端にあまるので、追加購入して遊ぶことに。トークン制って、ユーザー的にはすごい困るんですが、カネを使わせるにはうまい仕組みではあります。 しかし遊んでて思ったんですが、台湾のゲーセンはわりとダイナミックに身体動かす人が多いような。横で動かれてるとすげえ気になります。肘から下だけ淡々と動かして無表情でプレイしているジャップとのコントラストが映えていたと思います。maimai見ててもすごいバンバン叩かれていたのですが、彼はmaimaiに親でも殺されたのでしょうか。エアホッケーも人気が高くてひっきりなしに誰かが遊んでいましたし、すごい騒いでいてファンキー。 いやマリカー8のネット対戦とかでも見えないけどきっとそうなんですよ。こっちが無表情で1位取ってても、5位とか7位のアメリカ人が「FUUUUUUU!!見てみろよジョージ!!俺が5位だぜ!ハッハー!!」「SHIT!!3週目でクッパの野郎が赤甲羅投げてこなければ勝っていたのは俺の方だったんだ!!ファッキン!もう1回だもう1回!!」みたいな感じでやってるに違いなくて悲しくなるんですよ(イメージ)。畜生!エンジョイフォーリンピープルめ! 楽しそうな彼らを見ていると、ゲームってこうやって楽しむもんだよなーと思わされるところはありました。 そうそう、そもそもなぜ台湾に行ったかというと4ヶ国語目のヘルシング仕入れに行くためでした。 ドイツでヘルシング売ってたので驚いて思わず買っちゃって、せっかくなので集めるかとフランス語版も買ってきて、今回買ってきた中国語版で日本語版とあわせて4ヶ国語目。なぜか1巻、2巻、7巻しか売ってなかったので巻数揃わなくて残念でした。そういえば「ムダヅモ無き改革」も中国語版が売ってて、それはそれでヘルシングドイツ語版的な感じで「いいのかよこれ…」みたいな感はありました。タイトルは「小泉麻将伝説」だったかな。 ちなみにドイツ語版ヘルシングの特徴としては、擬音も翻訳されている(フランス語・中国語版は、擬音が日本語のままになっている)のと、例の鉤十字が武田家の家紋みたいになっているというところがあります。やっぱりアレはアカンかったんやね。