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モゲマス経済、エナバブル崩壊へ:識者はこう見る

[東京 29日 □イター] 3月22日から開催されていた「プロダクションフェスティバル」期間中に、エナ/スタ比0.67~0.75まで高騰した。一時はエナドリ1本あたりの価値がイベント前の2倍程度まで跳ね上がったが、イベントの終了が近づくにあわせ下落が進み、イベント終了直後現在では1.0前後での取引相場となっている。
 
市場関係者の見方は以下の通り。
 
●エナ高は一過性のもので、相場は踊り場へ
 
<シカタ・インベストメンツ 調査部シニアストラテジスト シンゴー・ジチョウ氏>
今般のエナ高の進行は、これまで需要の無かったエナドリの必要性が突然発生したため慌てて調達に向かった実業家による実需の増加と、相場の動きを見て利ざやの確保を狙った投機家による資本投下が重なったため起きたものである。ファンダメンタルズでは依然スタドリが強力であり、政府による介入がなければ、エナ安スタ高で進行するだろう。ただし、一定の進行が進むと長期保有目的での投資によるエナ買いが入ると見られる。今後について、我々はエナ/スタレートについて1.1~1.3程度で推移するだろうと予測している。また、今回のイベントを受け、実需サイドにおいても相応の在庫確保がなされたと見るべきで、次回以降同様のイベントが開催されたとしても今回の0.67が相場の天井となるのではないか。
 
●メガネはいらない
 
<CBBバリパ証券 アイドルアナリスト ジョージ・ボットマン氏>
落胆している。プロダクションフェスティバルを通じて、比較的手の届く範囲の強キャラである原田美世・古澤頼子らの需給が改善し10~15%程度の価格上昇が見られたが、結果としてアナリスト予測を下回る数字となった。原因としては、景品であるメガネの需要の低さがあげられるだろう。また、グループ1~3位の景品に差別化が図られていなかったために、稼働率の高い上位プロダクションにおける競争原理が強く働くことがなかったことも要因である。今般のイベントの特色はグループ報酬が発生していることであり、特定の超上位プロダクションしか得られない報酬で射幸心を煽るのは従来のイベントとそう効果は変わることはない。政府とメガネの反省に期待したい。
 
●市場原理に従うのではなく倫理観をもった行動を
 
NPO法人・課金救済の会 代表 赤井邦道
アイドルマスターというゲームは、年端も行かない少女達に厳しい労働を強いるゲームであり、そもそも児童労働問題や人身売買をテーマにしていた。当初からその倫理性については関係団体から厳しい視線を浴びてきたが、今般、その内部経済において争いを助長し他人を傷つけるためのツールであるエナジードリンクに投機資金が流入し、死の商人が多額の利益を得ている実態が発生している。また金融知識のない真面目な一般人に対して「エナドリは儲かる」とたぶらかし、老後の蓄えとしていた資金を投資させ、自分は高値でエナドリを売り抜けるという悪質な金融業者による事案も発生している。被害者は大量のエナドリ在庫を抱えて、今後のイベントをどう過ごせばよいか不安で眠れない夜が続いているという。こうした実態を当局も看過すべきではなく、一定の規制に乗り出すべきなのではないか。市場原理は常に正しいとは限らないのだから。