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ルーブルに行きたいなら3DSを買うか三重県に向かえば良い

3DSでルーブル美術館の鑑賞体験ができるソフトがリリースされたみたいですが、やはり芸術は生で体験したいもの。だからと言ってパリまで行くのは面倒ですしお金もかかります。ここは手っ取り早く三重県に行ってしまうと良いでしょう。どうせ本物見ても何がすごいのかよくわかんないですもんね。 三重県津市にあるルーブル彫刻美術館は、パリのルーブル美術館のれっきとした姉妹館。建物の入り口に目立つオブジェクトが設置されているので、車で通りかかっても気が付きやすくて便利です。ただ、昔、パリのルーブル美術館には行ったことがあるのですが、こんなものは置いてなかった気がします。まぁ本家から展示物がプラスαとなったと考えれば本家よりもお得感がありますね。 写真の腕がクソなので、セルフモザイクみたいな加工がされていて実際に足を運ぶ楽しみが残されようというものですね。 内部にはツタンカーメンとかキリストとか大仏の頭とか阿修羅像とかが展示されており、あぁルーブルに来たなという感があります。これをルーブルでないと言う人は芸術をわかっていない可能性があります。建物に「ルーブル」と書いてありますので、これは客観的な事実と認識したほうが良いでしょう。ただ本家ルーブルは一日歩いても回りきれないほど広いですが、三重の方はウサギ小屋住まい日本らしく、わりと狭いスペースにところ狭しと展示物が並べられていてドン・キホーテみたいな風情があります。ジャージにつっかけで気軽に足を運んでみると良いでしょう。 理由はよくわからないのですが、大観音寺というお寺と併設というスタイルとなっており、室内のルーブル、屋外の大観音寺と一粒で二度美味しい二部構成であるところも本家よりもお得なところです。 大観音寺は巨大オブジェクトにスポットを当てた作りで、ハクタクとも出会うことができます。ということは東方の聖地巡礼スポットから外すことはできないということですね。あきらめて行ってください。 デカイ大仏もあるのですが、一番のお気に入りは開運カラオケ観音。どういうご利益があるのか…なぜ作ったのか…我々はなぜ生かされているのか…。朗らかな見かけに反して、多くの問いを投げかけてくる観音さまです。ありがたいことですね。 後日になるのですが、栃木県をブラブラしていたところ、SL館という場所で開運カラオケ地蔵を見つけました。ありがたい存在に歌を歌わせて幸せになろうという突飛な発想は、何も三重県に限ったものでなく日本全国広く息づいているという証ではないでしょうか。 入館価格はルーブル彫刻美術館と大観音寺のセットチケットで2000円。ルーブル美術館が10ユーロ(約1,400円)、3DSルーブル美術館体験ソフトが1,800円となっています。 我々の慣れ親しんだ資本主義的に考えると、値段が高いほど価値があるはずなので、三重県ルーブルこそ最も価値があると言っても過言ではないではないでしょうか。