当たり判定ゼロ

シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

人は見た目が9割、世界樹は六層が9割

学生の頃に吹奏楽部でも入ってたら今ごろニコニコの演奏カテゴリで20万再生でもしてモテの道一直線だったはずと思っても今さら取り返しがつかないように、世界樹で六層の隠しボスまで行った時点で「あれ、この編成厳しくね?」と思っても取り返しのつかないみなさんお元気でしょうか? 今回の六層はとにかく瞬間火力が大事ですね。

いやそれで世界樹なんですけど、今作の5は、乗るしかないこのビッグウェーブにとダンジョン飯要素を身も蓋もなくブッ込んできました。食材を料理すればより効果の高い回復ができたりもします。なるほど便利。けど複数の食材を集めて料理をつくるというシステムがネックで、「料理たのしい!」から「あれ、この料理、材料なんだっけ…」、そして「まぁ食べれれば何でもいいや…」となり、最後には小麦とか生魚をモッチャモッチャ食べながら歩くパーティーに。お前らは一人暮らし始めたての大学生か。

一人暮らしにも慣れて食事も雑になり、いい感じに部屋がとっ散らかってきた大学生パーティーがダンジョンを歩いていると、「俺はブレイズ冒険団のコンラッド」と名乗る人物と遭遇します。なんだか困っているようだったので解決してあげると、ブレイズ冒険団は礼を言って去って行きました。

気を取り直した大学生たちが生肉をモッチャモッチャ食べながらさらに進んでいくと、一角に冒険者の姿が見えます。「俺はブレイズ冒険団のコンラッド 。この生魚とハチミツを交換してもらえないだろうか」。まるで初対面のような口調に戸惑いつつも、ブレイズ騎士団にハチミツを提供する大学生たち。ブレイズ冒険団は礼を言って去って行きました。

いただいた生魚をモッチャモッチャ食べながらさらにダンジョンを進んでいくと「俺はブレイズ冒険団のコンラッド 、その荷物は俺たちのものだ」「俺はブレイズ冒険団のコンラッド 、樹海ベリーを収穫していたところなのでお前たちもどうだ」「俺はブレイズ…」

痴呆老人徘徊問題…。ボケちゃったおじいちゃんを抱える家庭は、おじいちゃんが勝手に外に出ないよう、ドアの鍵を中から開けられないための補助鍵を導入すると聞きます。何度出会っても初対面のようなやりとりを繰り返すコンラッドはただ物覚えが悪いだけなのか、疲れ果てた現代社会の闇の一部なのか。心配した家族のみなさんがコンラッドを探すクエストを出しているんじゃないかと、酒場に顔をだすたびにヒヤヒヤしながらボウケンシャーたちは世界樹を上ります。

今回の世界樹5は、すれちがい通信でもらったギルドカードの相手とダンジョン内で会うことができるのが特徴なんですけど、最近あんまり3DS持って出歩くこともないし、友達もいないしで、ダンジョン内で何度も何度もブレイズ騎士団と出会うことになるという悲しいゲームでした。デモンズソウルみたいにネットからランダムで相手を拾ってくるようにすれば、緩やかなつながりみたいなの感じられて多少救いがあったような気もしますね。

うちのギルド。ステータス異常主体。ラスボスも毒殺できるところが世界樹の素晴らしいところですね。逆に瞬間火力は大したことないんで6層の裏ボスで死んでます。世界樹は6層からが長いよね。

ドラグーンは盾じゃなくバスターカノン用。ドラグーンのカノンアクションに「カシュン!シュゥゥゥ」みたいな蒸気の効果音無かったのがただただ残念だった。蒸気の音たべたい。