当たり判定ゼロ

シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

グランキングダムに見る女性指導者の優位性について

今日は先生から皆さんに説教があります。 先生はいつも皆さんに対して「すべての人間は平等だ」「顔で人を判断してはいけない」「男女平等を当たり前の世の中にして田嶋陽子を食えなくしてやりなさい」と教えていますね。みんなも先生の言うことをよく聞いて、良い子にしていると先生思ってました。 ところがですね、そうじゃないことがわかりました。先生とても残念です。本当に残念です。 なんで先生がこういうこと言ってるかわかりますか? この間体験版が配信されたグランキングダム、良い子のみんなも遊んでいると思うんですけど、このゲームの中では皆さんひどい男女差別をしています。 グランキングダムは、傭兵であるプレイヤーが4つの国家から契約する国を選んで争いを繰り広げるゲームなのは皆さん知っていますね。ではこの数字を見てください。各国家元首ごとの契約人口の割合です。 昨日の時点で、女性君主67.88%、男性君主32.12%の比率となっています。契約人口で2倍以上も差が付いてるんですよ? ランチェスターの法則だと4対1以上の戦力差ですよ? ほんと先生ガッカリです。 特に先生が契約してる筋肉ダルマが君主のバルクールは、僅か2日で本国以外全部占領されるし攻めても全部負け戦だしとひどい目にあいました。これも皆さんが男女平等の精神を心から理解していなかったからだと、先生は考えています。反省してください。 先生もね、言いたくて言ってるわけじゃないんです。みんなのことを思っているからこそ、こうしてあえて厳しいことを言っているんですよ。 ただ、昨日は各国から標的にされたフィールが多方面作戦で戦力を分散させていたので初めて勝つことができました。特にランドアースとフィールの戦争は熾烈を極めていたようでした。女性同士の争いの恐ろしさは先生も良く知っていますが、味方にしてみるとこれほど頼もしい物はないですね。1国がかなりの戦力を持っていても、3国相手の多面作戦となってはどうしようもない4カ国というのはバランスとして丁度いい塩梅です。 ゲーム全体的には、基本的にアクション性は殆ど求められないし地味だけど、淡々とした戦略性を感じさせるドイツのボードゲームみたいな空気感ありますね。ただ戦争自体はポイントの蓄積で勝負を決めるゲームなので、どうしても数の力こそ正義みたいなところがあるし、となると筋肉ダルマの国が過半数抑えるなんてことは、ジェンダー論に理解のない皆さんがこれまで行ってきた男性蔑視の行動から考えると、期待できないところがあるんじゃないかと先生思っちゃいます。 しかしこれだけ女性君主の人気が圧倒的だと、来るべき第三次世界大戦を戦うためには美少女皇帝以外ないと思わされますね。先生は以前「顔で人を判断してはいけない」と皆さんに教えましたが、考えて見るとそんなことはなかったです。やっぱ美少女が刀を手にして「かかれー」って号令かけたら、先生もかかっちゃうと思いますし、おっさんに命令されるよりずっとやる気が出ると思います。合理性も認められると思うのでぜひ各国の首脳陣は美少女皇帝制度の検討を進めてください。 ちなみに先生の編成です。団名は後から変更できると思って適当に付けました。製品版も購入しますので、引き続き戦場で見かけたらどうぞよろしくお願いします。