当たり判定ゼロ

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不細工の屍は越えられない

「人は見た目じゃない」という人がいますが、それは間違いです。 たとえば、目の前で全身から血を吹き出して苦しんでいる人がいたとしましょう。この場合、多くの人が「うっわエボラやんけ!逃げな!」と思って後ずさりしてしまうのではないでしょうか。しかし実は、この方は3日前にとある剛拳の使い手と戦い、全身から血を吹き出して死に至る秘孔「新血愁」を突かれ、残り少ない命を全うしている戦士だったのです。こういう場合、エボラだからといって逃げるのではなく、「新血愁」に対抗する唯一の秘孔「心霊台」を突き、常人ならば激痛で発狂してしまうほどの痛みと引き換えに延命できる措置をとるのが市民としての適切な対応です。しかしながら、エボラの感染に対する恐れ、無知による思い込みが人を助けるという優しさに勝ってしまうのです。 このように、人はやはり見た目なのです。見た感じダメだったらダメだと判断してしまうのが人間です。 俺屍2やってるんですよ、俺屍。最近どうも体調悪くて、家にいるときはずっとゴロゴロしてるので本当にゲームが捗って良いです。 ストーリーにオタサーの姫みたいな新キャラが延々と介在してくるのがブーブー言われてるようですが、東方の同人誌買ったらオリキャラがストーリーの主役張っててコレジャナイ感で鍛えられていたからか、個人的にはそれほど気にもならなかったです。 俺屍は、能力なんてのは適当にやってれば(少なくともクリアできる程度には)ジワジワ上がっていくものです。それがゆえに、重視すべきは能力ではなく、見た目になるでしょう。能力に希少性はなく、ルックスにこそ希少性があります。 私も普段は綺麗事を言うように心がけているのですが、美男美女の家系の中に赤いサザエさんとかカッパとかハゲが生まれてきたら、「あちゃー」みたいな感想を残した後、ご先祖さまに謝ってからその血は即断絶させて、ほかのルックスが良い家系を伸ばしてしまいがちです。今になって思うと、うちの親はよく私を見て断絶させなかったものだなぁと感心します。 モゲマスだって絵柄が悪いSRより絵柄の良いSRが相場が高くなりがちですし、主義主張にかかわらず人間は美しいものの方が好きなんですよ。「口ではそう言っても身体は正直じゃねぇかヘヘヘ」というやつじゃないですか。見た目だけで判断して人間を選別していく作業ってめっちゃ楽しいです。 たとえば「愛称:爆弾」みたいなサザエさんとウサ耳を比べたら当然ウサ耳残すじゃないですか。人間って残酷です。サザエさんは、他の一族が子孫を残すためにセックスセックスしてる中、短命の呪いで過ごすたった2年弱の人生を一人で寂しく終えるのです。かわいそうなサザエさん俺屍はこのような人間の残酷性を白日のもとに晒すルッキズムの権化のような恐ろしいゲームです。しかも同性同士で結婚できないのはセクシャルマイノリティへのレイプみたいなものです。FF14はユーザーが多いからとかそんな問題じゃないんです。マイノリティであればこそ理解していると思いますが、問題って大きいとか小さいとかじゃ無いんですよ。FF14同性婚の実現にこぎつけた人権団体の皆さんは、今すぐにVita及び俺屍2を購入してその人権に対する意識の薄さを追求するとともに、容姿の醜い一族の子孫でも平等に育てるプレイをしてプレイ日記でもうpすると良いのではないかと思います。最近ブログでプレイ日記書く人めっきり少なくなっちゃって泣いている人もいるんですよ! 俺屍2は最近のゲームらしくプレイヤーの一族間での交流ができますが、リアルタイム性は一切なくて、サーバーに残された他国のデータにアクセスして訪問したり養子縁組したりする仕様なので、お魚みたいな生もの感はないです。ただ、足あと機能がぶっ壊れてるっぽくて、現状、いつ履歴を見ても「足あとがありません」になってしまう一見寂しい状態です。 あまりに誰も来てくれないので、てっきりプロフィールの記載が悪いのかと思って「そこのお兄さん!巨乳の娘いるよ!」とか池袋の客引きみたいなプロフィールにしていたのですが、とんだ恥さらしでした。今では「そこのお兄さん!ウサ耳あるよ!」にして健全さを取り戻しています。他国訪問で見かけることがあれば訪れてみてください。 あとせっかくウサ耳生まれたのでQR置いておきますね。こんな感じでキャラクターの交換がカジュアルにできちゃうのは良い感じだと思いました。 おまけ。奥義が名前+技名になるので、拳法家の名前北斗にして『北斗有情破顔拳』とか覚えねぇかなぁとかついついやっちゃう勢。