当たり判定ゼロ

シューティング成分を多めに配合したゲームテキストサイトです

2012年春期ゲーム業界決算ポジショニングマップ

すっかり忘れていたのです。
 
決算まとめを作るにあたってずっと同じ事やってたらつまらないので、毎年何かしら手を加えるようにしています。
今年は、ポジショニングマップ大好きなりくぜんさんが意気揚々と情報を整理していたところ、それで満足してしまい更新内容に含めるのは二の次になってしまったのです。本棚の本を出版社別に並び替えてギュウギュウに詰めて満足してしまい、後から講談社文庫を買ってきて「やべぇ入らねぇ…」と慌てる感じに似ているかと思ったのですが、別に似ていませんね。
 
というわけで置いておくのですが、考えてみればあんな長ったらしい文章読むよりもこれだけ見たほうが手っ取り早く情報を捉えられて良いような気がします。
 
2012-06-12_204828.png
 
まずは実績値。赤字を捕捉すると表が無駄にでかくなって素敵ね!
 
営業利益率15%って結構大した水準なんですけどね。コーエーさんはやっぱ高利益率の太陽やで~と言おうと思ったら、GREEDeNAあまりにも異次元な利益率の水準にあるせいで、宇宙ヤバイにおける恒星ポルックスがドン!みたいな状況。おかげで15%以下が大して違うように見えない。地球も月も似たようなサイズだから一緒でしょ!みたいな水準になっています。ほんとはこの差はデカイんですけどねー。
 
次は前期からの営業利益・利益率の変動についての表です。
 
2012-06-12_204751.png
 
これは今期の企業の調子がそのまま反映される表になりますが、右上の増収増益好調エリアにソシャゲ群が綺麗にまとまってますね。面白いところでは、カプコンが営業利益を減らしつつ利益率を高めています。普通は固定費があるため、売上が下がると営業利益も営業利益率も下がるのが普通なんですけどね。
この表で左上に位置するようであれば、売上は下がったけれど経費カットで利益率を高めたというパターンが殆どになると思います。
右下に位置する場合は、売上は上がったけれど経費も上がって利益率を押し下げた場合ですね。人件費が急増したDeNAがそのパターンになります。
左下は普通に業況の悪化している企業ですね。
 
定性的なものでも定量的なものでも、見境なくポジショニングマップを作るのは楽しいですね!
まぁパッと見で業況がわかる表ということで。